まいぷレンジャー!
第1回 『能登・輪島の食材が 立川にやってくる!!』
紡ぎ組(つむぎぐみ)主催イベントに行ってきました。【まいぷれニュース・2015/2/24】
第1回 『能登・輪島の食材が 立川にやってくる!!』に参加してきましたよ♪
主催の
NPO法人紡ぎ組(つむぎぐみ)の東京事務所は
立川市曙町にあるんだって。
今回の開催は、多摩の人たちに、
能登・輪島を
食で体験してもらい、その魅力を知ってもらおうという企画!
輪島より食材を直送し、わざわざ地元から料理人も来てくれましたよ。
食いしん坊の
まいぷレンジャーは始まる前からウキウキ♪
はたしてどんな料理が食べられて、どんなお酒が飲めたのか…
さっそく紹介していきますね♪
なぜこのイベントが開催されることになったかは
タイアップページで紹介していますので、そちらもご覧ください。
開催準備中の睦乃家二代目鉄五郎(ぼくんちにだいめてつごろう)へGo!!
ポスターが張られた会場の入り口から中をのぞいてみると…
主催者が着るはっぴが掛けてあります。
日本酒は輪島塗の馬上杯で振舞んだそうです。
来場者に配られる能登・輪島を紹介するパンフレット
能登仁行和紙(のとにぎょうわし)も販売されます。
仕込みの模様
輪島から来た料理人の鶴竹健太郎さんと開催場所店主の石渡土筆さんが段取りや食材のチェック、仕込みを行っています。
調理は鶴竹さんと店主の息子の翔斗さんが担当だそうで、店主は裏方にまわり『今日は俺も少し楽しめるぞ』とニコニコでした。
そして、輪島朝市「朝市さかば」店長の鶴竹さんの意外な事実が判明…。
なんと輪島市役所観光課の職員なんだって!
市役所の調理員の募集があり応募、試験に合格して現在に至るそうです。
普段は、輪島朝市で鮮魚の販売などを行っていて、紡ぎ組とも、そこで知り合い、今回のイベントに誘われたとのことです。
店主と段取りの打合せ
魚の仕込みを行う鶴竹さん
8Kgはあるブリを抱える店主の土筆さん!!
J:COM多摩も取材に来てくれましたよ!!
立川のケーブルテレビ局、J:COM 多摩も取材に来てくれました。
あれ、インタビュー撮影なのに
紡ぎ組の理事の佐藤さんがビール飲んでるぞ?
あまりの緊張で汗が止まらず、舌が回らなくなった佐藤さんのために、店主がビールを差し入れ!!
『飲みながらしゃべっていいですか?』の問いに『さすがにそれはかんべんしてください』とJ:COM多摩の塚野さんも爆笑です。
※取材の模様は
デイリー多摩の番組内で2月27日(金)に放送されました。
開催の経緯や趣向をインタビューで答える理事の佐藤さん
輪島の魅力をなどインタビューで答える料理人の鶴竹さん
それでは本日のメニューの紹介です♪
まずは、今日の料理と一緒に楽しんでもらうために用意されたお酒!!
今回はめずらしい「おり酒」も用意されています。
どれも、危険なほど美味しくて、この後取材が続けられるか不安になるほど…
とくに「おり酒」は、最近流行の発泡日本酒以上の口当りのよさを感じ、幸せな気分になれちゃいましたよ♪
※豆知識
おり酒は搾ってタンクに移され、上の方の澄んだ部分が瓶詰めされたあとにタンクの底にわずかに溜まった「おり」(にごり)含んだお酒で、1本のタンクから僅かな量しか取れない貴重なものです。
ちなみに一般的に知られる「にごり酒」は、もろみ(お酒を搾る前)を目の荒い網でこした物です。
付きだしと酢の物
付きだしに出されたのは、珍味セット(大根・ニシン、サザエの麹漬け、ふぐの卵巣のぬか漬け)
日本酒好きにはたまらない肴、ちょっと味の濃い最高の取り合わせ、ふぐの卵巣なんて初めて食べます。
う~んこれはお酒が進みます。
酢の物はナマコ酢で、普段ナマコを敬遠してるレンジャーでさえ、もっと食べたいと感じたほど♪
コリコリしてるのにやわらか~
やっぱり新鮮なナマコは違うなと思わせる1品!!
珍味セット
ナマコ酢
お刺身
ブリ・鯛・アイナメ・カワハギ・キジハタの4種類
どれも高級食材として知られる魚です。
見ただけで、よだれタラ~り
ちなみに、みなさんはどの刺身が、どの魚かわかりますか?
ブリ・鯛あたりは簡単ですよね(笑)
天然のブリ・鯛はいい感じに熟成されていて、食感も柔らかく、とろけるような味わい!!
メイン料理のトコトコ鍋
輪島に2つある漁師町の一つ輪島崎町で昔から漁師が食べていた“トコトコ”という料理がベースです。
基本はニンニクと薄切りたまねぎで、自然の甘さを出したすき焼き風の出汁に、サバの刺身をしゃぶしゃぶ魚すきとして食べるのですが、今回はブリを食べます。
う~ん贅沢でした。
具材も、ゴボウ、きのこ、麩(ふ)と加えていき、クニャラも煮て一緒に食べましたよ。
もちろんすき焼き風なんで、新鮮な卵をといてつける食べかたも体験しました。
鍋の〆には「輪島そうめん」をいれて食べます。
まずはシンプルにしゃぶしゃぶ魚すき
輪島そうめんを準備
クニャラと輪島そうめんを入れました。
※豆知識
「クニャラ」
輪島の方言で正式名はノロゲン、水深400m~800mにいる白色で半透明な体をしているどじょうを大きくしたような魚です。
「輪島そうめん」
輪島は、江戸時代にはそうめん作りが盛んだったそうですが、昭和にはなくなってしまったとか…
氷見うどんや、稲庭うどんのルーツになったと言われているそうで、今また復活させようとしているんだって。
焼き物オンパレード!!
まずは穴水湾でとれた牡蠣
そして干物
ハタハタ、メギス、もみいか、カワハギなど太平洋側ではあまりみかけない醤油漬けの干物もあります。
牡蠣はジューシー、干物はどれも甲乙つけがたい味
この干物は漁師さんが家庭で作って朝市で販売してるんだって。
お酒もですが、ご飯も食べたくなってきたぞ…
炭火でじっくり焼きます。
ジューシーなぷりぷりの牡蠣
もみいか(イカの丸干し)内臓も入っています。
メギス
ハタハタ
カワハギ
そして舳倉島の塩
低音でゆっくり結晶化された大粒の塩は美味で、それだけでも酒の肴に…
販売も行った舳倉島の塩
珍しい海草しゃぶしゃぶ
酒粕と味噌のスープにワカメ、ハマナ、アオサ、ツルモ、カジメをしゃぶしゃぶして食べます。
いろんな食感が楽しめます。
もうお腹いっぱいたべられないよ~!!
海草しゃぶしゃぶ
最後に千枚田という棚田で作ったお米がだされ、結局食べたい誘惑には勝てず白米を味わった後は、お土産にも頂いた枯露柿をデザートに食べて終了です。
能登・輪島の食材と料理、十分堪能させていただきました!
ご馳走様でした。
※枯露柿(ころがき)
能登の羽咋郡志賀町(はくいぐんしかまち)という地域の名産品
生産過程はとても手間と日数がかかるものらしく、まさに手作りの風味です。
イベントの模様
副理事の坂井さんが食事の前に能登・輪島を説明。
参加者にお酒の説明と共にお酌をする坂井さん。
鶴竹さんがブリを三枚おろしに!!
参加者の視線が集まります。
店主も理事よりお酌をしてもらいます。
看板犬の小鉄も楽しそう!!
クニャラの説明をする鶴竹さん
トコトコ鍋をみんなで食べます。
取材を終えて
いままで輪島…輪島塗? ぐらいの感覚だった能登・輪島を、地元の人が地元の食材で作る料理を食べることで、すごく身近に感じることができました。
「紡ぎ組」の理事の佐藤さんがおっしゃっていました。
「能登・輪島を広く浅く知ってらっしゃる方はたくさんいると思います。私は、広く浅くではなくもっと深く能登・輪島を知り、興味をもってもらいたい、そして能登・輪島に足を運び、現地でこの素晴らしさを体感をしてほしい」と。
3月14日には北陸新幹線が金沢まで開通し、朝8時に立川を出れば午前中には能登・輪島に到着することも可能になります。
みなさんも、こんな美味しいものが食べられるなら足を運んでみようとい気持ちになりませんか?
まいぷレンジャーも「
紡ぎ組」と組んで能登・輪島を体感するツアーを計画してみたくなりました!!
こんなに素晴らしい能登・輪島の鮮魚や食材を、自分の店で仕入れてみたいな~て思ったお店の人、是非「
紡ぎ組」に連絡してね!!
最後に
イベントの会場を提供してくれた
睦乃家二代目鉄五郎(ぼくんちにだいめてつごろう)は、店主が毎日市場で目利きをし、その日一番おいしいと思ったものを仕入れて出すお店なので、ほとんどが日替わりメニュー!!
店主の出す料理と人柄にほれた、理事の佐藤さん、このイベントをやるならここだと協力をお願いし、今回のイベントは実現したそうです。